ベトナム旅行の「要注意」
スリ・ひったくり
東南アジアis盗難アジア。ベトナムも例外にあらず。ホーチミン市やハノイ市などの都市部では、ベトナム人・外国人を問わず、すりやひったくりの被害が頻発しています。旅行者が出会う犯罪ベスト、もとい、ワースト3です。
日本人旅行者で最も多い犯罪被害は、ひったくりです。通りを歩いていると後方からオートバイに乗った(1人又は2人組)賊が近づいてきて、追越しざまにバッグ等をひったくり、猛スピードで走り去ります。旅行者に限らず、ベトナム人もたくさん被害に遭ってます。
混雑した市場・路上において、知らない間にバッグ等のチャックを開け財布等をすり盗るなどの犯行です。ベトナムのスリは、芸術の域までその腕を高めていますよ。
ホテルのチェックイン等の手続き、レストランでトイレに立った時や写真を撮ろうと席を外した時、その他、空港で入国・出国手続きを行っている時など、貴重品の入っているカバン等をカウンター、テーブル、椅子の上あるいは床において目を離した隙にこれを盗み取るといったものです。その辺に荷物を置いておいてもなくならない、平和な日本から来た日本人は、絶好のおいしすぎるカモです。
【ひったくり・スリ・置き引き対策】
1.外出する時は、現金・パスポート等の貴重品を持ち歩かないこと!
★ 荷物も金を持ってなければ、盗られることもありません。特にウエスト・ポーチ、セカンドバッグ等は絶好の的。路上で地図やガイドブックを広げるのは、泥棒さんをおびき寄せる撒き餌をまきながら歩いているようなもんです。
★ 普段は少額の現金だけ持って手ぶらで歩き、パスポートを持ち歩く必要がある時は、他の貴重品とは別の盗まれにくいポケットや盗難防止用腹巻等に入れる等、分散して持つ工夫をしましょう。
2.周りの人の動きに注意すること!
★ 理由もなく自分に近づいてくる人間には十分注意しましょう。日本人のあなたは常に狙われてます。
★ 人前で財布を開け閉めするのは、阿呆のすることです。
★ 買い物をしてお店を出た後は、一度後ろを振り向いて自分を注視するオートバイがいないか確認しましょう。
3.絶対に自分の手荷物から目を離さないこと!
★ ホテルでのチェックイン等の時は、手荷物を必ず身体でガードするか、友人等に監視を頼んでから手続きを行うようにしましょう。
★ 見知らぬベトナム人が話しかけてきたら、特に注意して他の仲間の動きにも目を向けましょう。
声を大にして言いますが、おとなしい日本人は、犯罪者たちにとってカモの中のカモ。カモがねぎと鍋と調味料に、包丁・まな板・ガスコンロまで背負って歩いているようなもんです。ご注意あれ。
いかさま賭博
いかさま賭博・・・これはもう、毎年毎年、何十人もの日本人旅行者が被害に遭っているので、本当に気をつけてほしいですね。被害額の平均は50万~100万円。別にベトナムに限らず、タイ・インドなど途上国で頻発しているのですが、ベトナムではホーチミンが『本場』です。
詳しい手口は、在ホーチミン日本国総領事館が出しているこちらの資料を見てください。
親しくなったところで、「実は自分の親族が近々日本に行くが心配なので、日本のことを教えて欲しい(典型例)」と頼む。
う~ん、コテコテの『お約束』(笑)。
覚えておいてほしいのは、ベトナムの繁華街で流暢な日本語(英語)で話しかけてくるベトナム人は、99,99%詐欺師ということですね。
まあ、その0,01%に賭けてみるのも旅の醍醐味かもしれませんが(笑)、そのあたりは自己責任で。
言うまでもなく、日本人は「一番のカモ」として狙われてますので、くれぐれも気をつけてください。
それでも賭博の現場に引き込まれてしまったら、恥も外見もなく逃げ出すことです。「ちょっとトイレ」と言いつつ席を立ち、後はダッシュで大通りまで逃げてタクシーをつかまえてください。手荷物や多少のお金は、「旅の武勇伝を買った」とあきらめましょう^^。